2025年9月18日起業体験談8分で読めます

【体験談】2025年夏、知識ゼロから合同会社設立!

freee会社設立を活用し、約3日・9万円で合同会社を立ち上げたリアルな経験談。電子定款で印紙代を節約したポイントや法務局での落とし穴を紹介します。

2025年8月、知識ゼロの状態から合同会社を設立しました。freee会社設立をフル活用し、短期間で法人登記を完了させた全ステップと気づきをまとめています。これから法人化を検討する方の道しるべになれば嬉しいです。


所要時間とコストのサマリー

「どれくらいで終わる?いくらかかる?」という疑問に先回りして、実際の内訳を表に整理しました。電子定款を使ったことで印紙代4万円を節約できたのが大きなポイントです。

カテゴリ 内容
スケジュール
  • freeeでの情報入力・書類作成:2日
  • 法務局での登記手続き:1日
コスト
  • freee会社設立:書類作成は無料
  • freee会計ミニマムプラン:26,136円/年(電子定款利用のため契約)
  • 登録免許税:60,000円(合同会社の最低額)
  • 証明書取得・CD-Rなど:数千円
合計 約9万円前後+雑費で法人登記を完了

STEP1|合同会社を選んだ理由

会社形態は株式会社と合同会社で悩みましたが、以下の理由から合同会社を選択しました。

  1. 低コストでミニマムスタート:電子定款を使えば印紙代が不要。freee会社設立を併用することで、初期費用を抑えてスモールに始められました。
  2. 柔軟な意思決定設計:出資比率と議決権を切り離せるため、主要メンバーに意思決定権を持たせやすく、フットワークの軽い運営が可能です。
  3. 将来の株式会社化に備えられる:事業が拡大したら組織変更できるので、まずは合同会社でテストし、タイミングがきたら株式会社化する戦略が取りやすいと感じました。

STEP2|SaaSで書類作成を自動化

freee会社設立とマネーフォワード会社設立を比較した結果、以下の理由でfreeeを選択しました。

  • 必要項目を入力するだけで約10種類の書類を自動生成
  • 電子定款対応で収入印紙代4万円を節約
  • 「起業ダンドリコーディネーター」に無料で相談でき、登記後の手続きまで伴走してもらえる

初めての法人登記でも迷わず進められたのは、このワークフローが丁寧にガイドしてくれたおかげです。


STEP3|法務局での手続きと注意点

freeeの指示通りに進めると、以下の書類を一式揃えられました。

  • 登記申請書/登録免許税納付用台紙/定款
  • 本店所在地決定書類、代表社員の就任承諾書・印鑑登録証明書
  • 資本金の払込みを証する書面、印鑑届出書
  • 「登記すべき事項」を保存したCD-R

つまずいたポイント

  • 資本金の払い込み:法人口座がない段階なので、個人口座に資本金を振り込み、その履歴を証拠として提出します。
  • 「登記すべき事項」の提出形式:テキストファイルをCD-Rに保存して提出する必要があり、忘れると手続きが止まります。

STEP4|登記完了後のフォロー

登記が完了したら、以下の手続きを進めました。

  • 法務局で印鑑カードを即日取得
  • 印鑑証明書と登記事項証明書を取得(法人口座や契約で必須)

この時点で「法人としての基本書類セット」がそろい、各種契約や銀行手続きに進めるようになります。


STEP5|法人口座の開設

法人口座の審査では事業計画書の提出を求められるケースが多いため、AIツールを活用して短時間で資料を準備しました。オンラインで完結でき、提出書類が少ない住信SBIネット銀行が使いやすかったです(体験ベースの所感)。


まとめ

freee会社設立とfreee会計を組み合わせることで、コストと時間を抑えながら迷わず法人化できました。電子定款による印紙代の節約と、SaaSのガイドが心強かったです。これから起業する方の参考になれば幸いです。

更新日: 2025年9月18日執筆: 起業メモ